西暦 |
年号 |
京漆器関連事項 |
1893 |
明治26 |
2.19 |
京都美術協会第1部陳列会開催「有楽館・万花園」漆品新製品(室内装飾14・茶器3・食器68)出展
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4.1 |
京都市新古工芸品展開催「京都博覧協会主催・御苑内博覧会場」(〜6.9)
漆器349点<受賞>8人<謝状>5人
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5.1 |
シカゴ・コロンブス記念万国博開催(〜10.30)
受賞者:滝池徳次郎・足立卯之助・林新助・木村表斎・西村彦兵衛・戸島弥兵衛・真田伊三郎・高野宗源・三上治三郎・河本喜八郎・山本利兵衛・川島由之助
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7.7 |
内貴甚三郎・雨森菊太郎・西村治兵衛ら16名による京都奨美会発起人会開催 |
12.7 |
池田清助、緑綬褒章下賜される |
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1894
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27 |
2.18 |
京都美術協会第1部陳列会開催「御苑内京都美術学校」
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4.1 |
京都市工芸品展覧会開催「京都博覧協会主催・御苑内博覧会場」(〜5.30)
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4.15 |
五二会発足(府庁において開会式) 監督:前田正名、全国から約80名参加
五種大会(大会委員:漆工より西村彦兵衛)(〜4.20)
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11.9 |
京都市美術工芸学校 蒔絵実習方法につき実業家を招き諮問、決議 |
決 議 |
1 |
本校に於て教授すべき蒔絵は中等以上の物とする |
2 |
東京美術学校の学科程度及び教授順序その他標本類を参考として借り受けること
出席実業家:稲垣孫兵衛・三上幸三郎・山本利兵衛・戸島弥兵衛・西村彦兵衛・湯浅久吉・川上治助 教育委員:内貴甚三郎・中野忠八・田村善兵衛
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1895 |
28 |
1.22 |
京都美術工芸学校蒔絵科、湯浅久吉を教員に採用
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2.17 |
京都美術協会春季陳列会開催「南禅寺金地院」
出品奨励委員<漆器部>山本利兵衛・西村彦兵衛・三上幸三郎
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3.2 |
京都奨美会勧業博出品選抜会
山本光利「蒔絵螺鈿春秋歌意厨子棚」(宮内省御用品)図案:岸光景 下絵:神坂雪佳
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4.1 |
第4回内国勧業博覧会開催「岡崎博覧会館」(〜7.31) |
4.21 |
京都美術工芸学校、髭漆科教員として伊東貞文採用 |
9. |
京都奨美会の継続を決定 |
10.2 |
京都美術工芸学校、新たに漆工科を置き、これを蒔絵及び髭漆の二部に分かつ |
10.15 |
新古美術品展覧会開催「京都美術協会主催」(〜11.25) |
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1896 |
29 |
2.9 |
京都漆工会発足「京都倶楽部」
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2. |
岸光景、「第4回内国勧業博覧会京都府下出品漆器蒔絵調査将来の意見書」を市参事会に提出
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3.7 |
京都漆工会役員選出
会頭:三井八郎次郎、副会頭:雨森菊太郎・内貴甚三郎、他に商議員・幹事・委員
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3. |
富田幸七ら京都青年漆工会設立
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4.1 |
第2回新古美術品展開催「市工業館」(〜5.30)
審査員<彫刻漆器>旭玉
山・伊東貞文・三上治助
西村彦兵衛、懸賞蒔絵を展示、公衆の投票を求める
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9.22 |
京都漆工会第1回競技会「京都倶楽部」懸賞図案150点余出品 京都青年漆工会も同時開催 |
11.1 |
京都市美術工芸学校 第1回交友会大会美術品展覧大会開催(〜11.5)陳列品売却 |
この年 海外商品陳列所(オデッサ・メキシコシアトルなど)出品
<漆器>西村彦兵衛・三上治三郎<御所文庫>高野伊兵衛
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1897 |
30 |
3.12 |
漆器協賛会発足(三井八郎次郎・内貴甚三郎・雨森菊太郎ら)
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4.1 |
第3会新古美術品展開催「岡崎・美術館」(〜5.20)
漆器部審査員部長:山本利兵衛
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4.1 |
京都博覧協会創設25年記念展開催「岡崎博覧会館(美術館・工業館)」(〜5.20) |
4. |
山本利兵衛ら4名、京都博物館長から新製品の依頼を受ける |
10. |
第6回関西府県聯合共進会開催「神戸」 審査委員:西村彦兵衛 |
この年 京都奨美会総会(御用品図案決定、漆器・漆共進会へ出品決定) |
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1898 |
31 |
4.1 |
第4回新古美術品展開催「岡崎」(〜5.10)
<2等賞>中村尚古「義家歌意蒔絵小硯箱」 <3等賞>三上治三郎「春秋扇散蒔絵の戸棚」
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4.12 |
全国漆器・漆生産府県連合共進会開催「第4回内国勧業博覧会館」(〜6.12)
奨美会出品 |
4. |
京都奨美会宮内省御用三つ物調製 |
9.18 |
京都蒔絵青年会発会式「京都市美術工芸学校」 |
10.15 |
京都漆工会青年塗師部第1回競技会開催「正覚寺」 |
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1899 |
32 |
4.1 |
第5回新古美術品展開催「岡崎・美術館」(〜5.20)
<3等賞>山本利兵衛「蒔絵平卓歌意」・湯浅久吉「研出蒔絵文台連歌会図」・中大路季嗣「蒔絵硯箱和泉式部御手洗川歌意」・宮崎平七「書棚加茂川意」・大伴源之助「木製莨盆各種」・黒田正玄「柴竹張黒真塗雪吹」
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4. |
神坂雪佳、京都市技師となる |
5.1 |
京都漆工会第4次漆工競技会受賞式 <1等賞>三上治助「真塗本膳一揃」 |
9.27 |
パリ万国博出品連合協会京都支部出品製作品陳列 京都奨美会「春秋蒔絵書棚」他 |
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1900 |
33 |
1.31 |
塗師蒔絵青年会、漆器蒔絵物競技会開催「西林寺」
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4.1 |
第6回新古美術品展開催「岡崎・美術館」(〜5.26)
<2等賞>富田誠他 審査員:山本利兵衛他 |
4.14 |
パリ万国博開催(〜11.3) |
9.21 |
京都漆器同業組合設立(重要輸出品同業組合法による、商・塗・蒔絵・木地・兼業の5部制) |
この年 京都奨美会、英国皇室内装飾用蒔絵飾棚調製(意匠図案:神坂雪佳) |
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1901 |
34 |
4.1 |
第7回新古美術品展開催「岡崎・美術館」(〜5.20) <1等賞>三上治三郎「鶯宿梅図文台硯箱」他
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7.23 |
神坂雪佳、グラスゴー万国博視察および工芸図案のため渡欧
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9.24 |
湯浅久吉没(59才) |
11.1 |
関西美術会、京都彫技会秋季連合展開催「御苑内元博覧会場」 |
11.1 |
京都美術工芸学校校友会褒賞授与式 <優等銀牌>描金科 浅野喜次郎 |
11.18 |
富田幸七、京都市立美術工芸学校 漆工科教諭となる |
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1902 |
35 |
4.1 |
第8回新古美術品展開催「岡崎」(〜5.10) |
9.24 |
京都漆工青年会競技会開催「祇園清光館」 |
12.5 |
京都漆工青年会例会第12回図案研究会 |
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1903 |
36 |
11. |
仏領トンキン・ハノイ博覧会開催 出品<漆器>三上治三郎・川島由之助
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この年 第9回新古美術展品奨励委員 <漆器蒔絵部>主任:神坂雪佳
米国セントルイス博覧会出品出願・同監査合格、池田清助「香棚画小形硯箱」他 |
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1904 |
37 |
4.1 |
第9回新古美術品展開催「岡崎」(〜5.20) |
12. |
富田幸七、金閣寺修理に関する漆工工事監督を命ぜられる
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1905 |
38 |
4.1 |
第10回新古美術品展覧会開催「岡崎・美術館」(〜5.10)
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4. |
東京・京都青年漆工家連合新作展開催「京都倶楽部」 |
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1906 |
39 |
4.1 |
第11回新古美術品展開催「岡崎」(〜5.10) 審査員:丹羽圭介・富田幸七・三上治助・木村表斎・谷口香橋 |
この年 香漆園結成(浅井忠の指導により迎田秋悦・杉林古香ら)
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1907 |
40 |
4.1 |
第12回新古美術品展開催「岡崎」(〜6.10) 審査員<第5部漆器蒔絵>金子篤寿他3名
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10.10 |
関西美術会第6回展開催(〜11.10) 浅井忠・神坂雪佳図案作品出品 |
この年 神坂雪佳、美術工芸研究会「佳美会」創立 |
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1908 |
41 |
4.1 |
第13回新古美術品展開催「岡崎・美術館」(〜5.20)
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4.9 |
5代山本利兵衛(光利)没(69才) |
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1909 |
42 |
4.1 |
第14回新古美術品展覧会開催「岡崎」(〜5.10)
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この年 東本願寺勅使門再建(三上揚光堂、漆器部門を担当)
佳美会、佳都美会と改称
「漆器界」(戸島光孚編集)創刊 |
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1910 |
43 |
3.17 |
富田幸七没(56才
|
4.1 |
第15回新古美術品展開催「岡崎」(〜5.30) |
7.14 |
神坂雪佳・富田誠ら競美会設立
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10.22 |
競美会・佳都美会第1回展開催「南禅寺金地院」(〜10.23) |
12. |
京都漆器共同組合、漆器図案調製所設置を市に請願 |
この年 遊陶園・京漆園・道楽園合同展開催 |
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1911 |
44 |
4.19 |
競美会・佳都美会第2回小作品展開催「知恩院桜馬場源光院」
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4.15 |
第16回新古美術品展開催「第1勧業館」(〜5.25) |
10.1 |
競美会・佳都美会第3回展開催「「南禅寺金地院」(〜10.2) |
12.21 |
9代中村宗哲没(56才) |
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1912 |
45
大正1 |
4.1 |
宮崎商店第2回懸賞図案募集(〜4.5)
第17回新古美術品展開催「京都美術協会主催」(〜4.5)
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4.9 |
第1回漆器展覧会開催「京都漆器同業組合主催」 |
5.20 |
競美会・佳都美会美術工芸品展開催「大阪」(〜5.21) |
6.1 |
第1回京漆園・遊陶園展開催「東京」(〜6.3) |
11.11 |
競美会・佳都美会第5回展開催(〜11.12) |
11.15 |
第17回京都漆工青年競技会開催(〜11.19) |
12. |
佳都美会・競美会、合併して佳都美会と改称 |
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1913 |
2 |
3. |
初 京都漆器同業組合役員改選 組合長:三上幸三郎、副組長:大伴源之助、会計主任:川上治助
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4.1 |
第18回新古美術品展開催(〜5.20) |
4.5 |
杉林古香・荻野一水作品展開催(〜4.7) |
5.16 |
佳都美会大阪出張展開催(〜5.18) |
6.1 |
戸島光孚新宅披露小品展開催 |
6.6 |
第2回京都陶漆陳列会開催「京漆園・遊陶園 主催・東京」(〜6.8) |
6.7 |
京都漆器同業組合漆器新案品展開催(〜6.8) |
7.27 |
杉林古香没(32才) |
10.12 |
佳都美会第7回展開催(〜10.13) |
11.1 |
湯浅守一・華暁漆器会発表 |
12.21 |
13代飛来一閑没 |
この年 神坂雪佳、市より御大礼献上の金蒔絵冠棚並びに文台硯箱の図案の製作及び監督を任命される |
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1914 |
3 |
4.4 |
杉林古香遺作陳列(〜4.5)
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6.5 |
第3回京都遊陶園・京漆園・道楽園合同東京展開催「農商務省陳列館」(〜6.7) |
6.13 |
京都漆器同業組合、漆器、蒔絵家具展開催(〜6.15) |
6.20 |
佳都美会大阪展開催「飯田呉服店大阪美術部」(〜6.24) |
10.24 |
佳都美会小品展開催「南禅寺金地院」(〜10.25) |
11.5 |
婚姻調度品展覧会開催「飯田呉服店」(〜11.5) |
|
1915 |
4 |
1.12 |
西村彦兵衛作品展開催「京都倶楽部」
|
5.2 |
漆器新案品展覧会開催「京都倶楽部」(〜5.3)
|
5.11 |
京都奨美会、宮内省へ上納する手箱3個を会員に内覧
|
6.5 |
第4回京都三園製品展覧会開催「東京」(〜6.7) |
7.5 |
迎田秋悦、亡父7回忌追悼新作品展開催(〜7.6) |
10.1 |
大典記念京都博覧会開催「京都市主催・岡崎公園」(〜12.19) |
10.21 |
京都漆工青年会20年記念競技会開催(〜10.21) |
10.23 |
佳都美会小品展開催「金地院」(〜10.24) |
秋 岩村真次郎ら、御大典奉祝記念 京都市記念献上御冠棚・御文台・硯箱製作 |
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1916 |
5 |
1.15 |
京都工芸品展開催「市主催・岡崎公園」(〜4.30)
|
6.9 |
第5回遊陶園・京漆園・道楽園三園製作展開催「東京」(〜6.11) |
6.10 |
稲垣和三郎、亡父追悼記念蒔絵展開催「両足院」(〜6.11) |
8.20 |
岡本専助新製品展開催「八坂倶楽部」 |
9.19 |
大橋庄兵衛没(53才) |
9.23 |
宮崎商店婚姻調度陳列(〜9.25) |
10.21 |
第13回佳都美会展開催「金地院」(〜10.22) |
11.1 |
菱屋好漆工展覧会開催「大丸呉服店」(〜11.2) |
11.2 |
第21回京都漆工青年会競技会開催「八坂倶楽部」(〜11.3) |
11.24 |
岡本専助図案展開催「八坂倶楽部」 |
|
1917 |
6 |
1.15 |
漆器蒔絵講習会始業式「柳池校」
|
1. |
「漆工美術」1号 発行(京都漆工美術社) |
3.21 |
睦美会漆工蒔絵競技会開催「京都倶楽部」(〜3.22) |
6.9 |
第6回京都遊陶・京漆・道楽三園展開催(〜6.11) |
6.16 |
第2回菱屋漆器展開催「八坂倶楽部」(〜6.17) |
6.19 |
第2回京都指物展開催「市公会堂」(〜6.21) |
8.11 |
伊藤貞文(元京都美術工芸学校教諭)没 |
9.23 |
第22回京都漆工青年会競技会開催「市公会堂」(〜9.24) |
12.20 |
戸島光孚漆絵展覧会開催「東北倶楽部」 |
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